気になる口臭。あなたは自分の口臭に気が付いてる?

女性にとって気になる臭い。あなたは気づいてる?
仕事の打ち合わせや通勤の電車、仕事帰りのショッピングやデートなど、様々な人と接することの多い女性にとって、自分の体臭や口臭はとても気になるものです。
相手のほんの些細な態度で、「私、もしかして臭ってる?」と気に病んでしまう方もいるかもしれません。
体臭は、実際に臭っていなくても、ボディーソープやクリームなどでローズの香りや柑橘系の香りなど、他人に不快感を与えないような対策をしている方もいるでしょう。
または、香水や、洗濯の時の柔軟剤で香りを纏うようにしている人もいるでしょう。
では、口臭対策は何か行っていますか?
体臭は、ほかの方から指摘をされなくても、自分で気づくことが出来ます。ですが、口臭は自分ではあまり気づけない方も多いようです。
どうして気づけない?自分の口の臭い。
自分にとって不快に感じる臭いが、常に自分から臭っていたら?それは、大変なストレスですよね?
人は、そういったストレスを受け続けないように、頭の中で補正することが出来るそうです。「この臭いは、自分にとって不快な臭いじゃないんだよ」と。
そうすると、不快だと思っていた自分の臭いが気にならなくなってしまうのです。
実際には、ずっと不快な臭いを発しているのですが、その臭いに関しての自覚がなくなってしまうのです。
ほかの人と接しているときに、相手の方が顔をしかめたり、明らかに不快な顔をしたり、といった態度を取られて初めて、「自分は臭いのかも」と疑いを持ちます。
気になる口臭をチェックしよう
自分では気づくことが出来ないお口の臭い。その臭いをチェックするには、ほかの方の協力が必要です。
家族や友人、恋人など、安心して相談できる人にチェックしてもらいましょう。
1日に何度かチェックしてもらえば、口臭の原因も分かるかもしれません。
例えば、食後の口臭が一番きつかったのなら、その食事の中に臭いの元となる食材があったのかもしれません。その場合は、歯磨きやマウスウォッシュで改善できます。
寝起きが一番であれば、口の渇きが原因かもしれません。口の渇きを解消すれば、その臭いを改善できるでしょう。
「人に頼むのはチョット」という方は、簡単なセルフチェックを行ってみてください。
ビニールの袋やコップなどに息を溜めて、自分でその臭いを嗅いでみてください。人にチェックしてもらうよりはその精度は落ちてしまいますが、それでも十分に臭いを確認できます。
この場合も、1日に何度か行ってくださいね。臭いの原因が分かるかもしれません。
脳が関係?自臭症と他臭症
人間の脳には、「考える」「記憶する」などのほかにも、様々な役割を持っています。その役割の中には、臭いに関係しているものもあります。
他臭症
「他臭症」には、脳の「書き換え・補正」といった役割が関係しています。
実際には体や口から、他人に不快感を与えてしまうような臭いを発しているのに、自分では全く気が付いていないといった状態が「他臭症」です。
食事や病気、不衛生な状態など、体臭や口臭には様々な原因があります。
例えば、食事などの一時的な口臭や体臭であれば、通常の場合自覚することが出来ます。
しかし、「他臭症」の場合は常にその臭いを発し続けているような状態なので、脳が勝手にその悪臭を「受け入れて」しまい、自覚できなくなってしまうのです。
常に同じ悪臭を発し続けていると、人は強いストレスを感じてしまいます。そのストレスを回避するため、脳が「この悪臭は、許容できる」と補正しているのです。
自分では気づけない「他臭症」をチェック!
「他臭症」の方の口臭は、脳の機能によって自分では気づくことが出来ません。
家族や恋人などにその臭いを指摘してもらえれば、問題はありません。
その指摘に応じて口臭改善や予防を行えばいいのです。
ですが、指摘してくれる方が近くにいない場合、セルフチェックが必要となります。
デンタルフロスを使ったチェック方法
- しっかりと歯磨きを行います。
磨き残しがないように、入念に! - デンタルフロスで歯間をこすります。
- その臭いを確認します。
入念に歯磨きを行っても、歯間には多少の磨き残しがあるものです。特に、これまでの磨き残しで付いてしまった歯垢などがあるかもしれません。
ですので、デンタルフロスには全く臭いがないということはありません。
ですが、顔をしかめるような悪臭を感じてしまった場合は、自分では気づけない口臭があるということです。
オキシドールを使ったチェック方法
- 入念に歯磨きを行います。
- 口の中をしっかりとすすぎます。
- 微量のオキシドールを含んだ水で、口をすすぎます。
- その水を、コップなどに吐き出します。
- 吐き出した水の泡の状態を確認します。
- 普通の水でしっかり口をすすぐ
オキシドールが口の中に残らないように!
泡がたくさんある場合、口臭の原因は口の中にあることが分かります。
自臭症
厄介なのは、「自臭症」です。
「他臭症」は自分の臭いに気づけないとい症状なので、他人の指摘で自覚することもできます。
しかし、「自臭症」は「思い込み」が原因の口臭で、実際には臭っていないのです。
他人の些細な態度や表情などから、実際には口臭を発していないかかわらず、「もしかして私、臭い?」と勝手に思い込んでしまう「精神疾患」の1つなのです。
「思い込み」が激しい場合、家族や恋人が「口臭はない」と指摘したとしても、それを信じることが出来ません。専門医の指摘ですら、信じられない場合もあるようです。