【大人のニキビ】原因別のケア方法(3)

その化粧品がニキビの元
ニキビは、分泌された皮脂が角質によって毛穴をふさがれ肌の外に出られず、炎症を起こすことによって出来ます。
普段使っているファンデーションは、角質の代わりに毛穴をふさいでしまい、毛穴の中に老廃物が溜まる状態を作り出しています。
お肌に合っていない化粧品も、肌荒れの原因となりますし、肌が荒れていると正しくターンオーバーが行われなかったり、肌の抵抗力が弱まったりして、ニキビが出来やすくなります。
化粧品によるニキビの治し方
簡単です。お化粧を止めればいいのです。
ですが、働く女性の場合、マナーとしてすっぴんのまま人前に出ることが出来ません。
最低限のお化粧は必要です。
お化粧をしないという選択が出来ない大人女子の方は、思い切って今使っている化粧品を全て自然由来のものに変更してみてください。
特にファンデーションは、油脂の多いものは避けます。
これだけでもニキビが改善されます。
勿論、自分の肌に合っていなければ、いくら自然由来の化粧品でも肌荒れに繋がります。
化粧品は自分の肌に合ったものを使うのが鉄則です。
あと、これだけは必ず守って欲しいのですが、できたニキビにファンデーションは塗りたくらないでください。
毛穴をしっかりと塗りこめてしまったら、ニキビが悪化するだけです。
その洗顔方法がニキビを作る
ニキビが出来る要因として、皮脂の分泌が挙げられます。
そのため、特に脂性肌の方は過剰に洗顔をする傾向にあります。
ですが、その行為自体がニキビの原因となってしまいます。
過剰な洗顔によって、
- 肌のバリア機能が低下
- 皮脂の過剰分泌
に繋がり、ニキビが出来やすくなります。
肌のバリア機能が低下するということは、毛穴の中に雑菌が入り放題となります。
また、洗顔をしすぎることで肌の保湿に必要な皮脂まで取り除いてしまい、それを補おうとして過剰に皮脂が分泌されてしまいます。
これらのことがニキビが出来る原因となるのです。
洗顔によるニキビの治し方
脂性肌の方でも、朝晩2回の洗顔で十分です。
また、1回の洗顔にW洗顔をする必要はありません。W洗顔・トリプル洗顔をすることで、肌表面を保護する皮脂まで取れすぎてしまい、皮脂の過剰分泌になります。
洗顔方法も、泡を使ってやさしく洗うようにします。力強くゴシゴシと洗うと、肌表面を傷めてしまいます。
洗顔のきめ細かい泡が毛穴の中の汚れを浮かして取り除いてくれますので、ゴシゴシと洗う必要もありません。
そして洗顔後は、しっかりと保湿をします。
自分の皮脂が気になるからと言って、化粧水や乳液をつけないと、皮脂の過剰分泌に繋がってしまいますので、しっかりと保湿をしてください。
乾燥肌こそニキビが出来る?
ニキビの原因は過剰に分泌された皮脂です。そのため、乾燥肌の方にとってニキビは無縁のはずなのですが、大人の場合は別なのです。
乾燥肌ということは、肌の水分が足りていない状態です。このような状態の場合、肌のバリア機能が低下しています。
実は肌を守っているのが大敵と思われている「皮脂」なのですが、乾燥肌の方はこの皮脂が足りません。
そのため、外部の刺激に弱く直ぐに肌荒れを起こしたり、肌がかゆくなったりします。
細菌にも弱く直ぐに感染しますし、化粧品にも過敏に反応してしまいます。
このような弱った肌では、ニキビの原因菌が元気に活動してニキビを作ります。
また、先ほども触れましたが、肌が乾燥した状態では肌表面を守ろうとして皮脂が過剰に分泌されてしまいます。
水分が足りずに乾燥している肌というのは、乾燥しすぎてひび割れた大地と同じで、表面が固く毛穴も閉じた状態です。
皮脂は外へ出ようとしますが、出る穴が塞がっているので、毛穴の中で炎症を起こしてニキビになります。
もう1つの原因として、肌の乾燥が気になり油分の高い化粧品を過剰に肌につけてしまいます。その化粧品が毛穴を塞いでしまうので、ニキビが出来やすくなります。
乾燥肌ニキビの治し方
肌が乾燥した状態では、角質層は硬く毛穴を塞いでしまいます。
美容の面からも乾燥した肌に一番大切なのは、水分補給です。
肌にしっかりと水分を与えてから、保湿をします。
洗顔後、時間があるのであれば化粧水パックをすることをお勧めします。高い化粧水を使う必要はありません。
ダイソーなどで売っているフェイスパックのシートと、千円程度の化粧水で十分です。時間は10分程度で大丈夫です。
それ以上でも良いのですが、シートが乾いてくると肌の乾燥にもつながってしまいますので、シートが乾く前にパック終了です。
その後、乳液を付けます。この時、油分を付けすぎるとニキビの原因になりますので、薄めに付けるようにします。
普段使う化粧品も、油分が高すぎる物は避けてください。特にクリーム状のファンデーションは薄めにつけるようにして、毛穴を塗りつぶさないようにしましょう。