気鬱になる、胸ニキビ。その原因と対策方法

目次
どうして胸にまでニキビが出来るのか?
「ニキビ」と聞いて思い浮かべるのは、思春期の顔のニキビです。
ですが、大人になると顔だけでなく胸や背中など、体にもニキビが出てきます。
特に胸のニキビは思春期には見られず、大人独特のニキビとも言えます。
胸のニキビは、胸の谷間だけでなく、鎖骨やデコルテ部分にも出来きるニキビのことです。
胸の部分は傷跡が残りやすく、シミも出来やすい部分です。胸に出来たニキビは正しいケアをしないと、跡が残りやすくなります。
では、何故胸にニキビが出来るのでしょうか?
大きく分けて2つの要因があります。
内的要因と外的要因です。
内的要因とは?
意外と知られていないのが、胸には皮脂腺が多いということです。
皮脂腺が多いということは、皮脂が分泌され易いということでもあります。
また、夏場になるとよくわかるのですが、汗をかき易い部分でもあります。
ですが、人前では胸の汗を拭くことが憚られ、放置されます。
汗には体内の老廃物が含まれていますので、きれいに拭き取っていないと汗臭くなります。つまり、雑菌などが繁殖しているということです。
胸の汗を拭かずに放置すると、やがて雑菌が繁殖し始め、そこに皮脂も毛穴から出てくるわけですから、ニキビが出来やすい状態となるのです。
では、胸の皮脂分泌の要因は何かというと、生活習慣や食生活の乱れ、ストレスなどが原因となっているホルモンバランスの乱れです。
ホルモンバランスが乱れると、皮脂が過剰に分泌します。
外的要因とは?
一番の要因は、身に着けている下着や洋服です。
その素材が化学繊維の場合、通気性が悪く雑菌繁殖の要因となります。
特に女性の場合は、下着で胸を締め付けていますので、より通気性が悪い状態を作り出しています。
また、その素材となっている化学繊維が肌を刺激して炎症を起こしやすくします。
他にも、意外な要因としてシャンプーやリンス、ボディーソープが挙げられます。しっかり洗い流したつもりでも、その成分が残っていれば、ニキビの元になります。
シャワー後に付けるボディローションやボディクリームなども、注意が必要です。
パウダー入りやラメ入りなどは、毛穴を詰まらせる要因ともなります。毛穴が詰まっていると、皮脂が外に出られず毛穴の中で炎症を起こしてニキビになります。
胸ニキビの正しいケア方法
特に薄着になる夏。胸にニキビが出来ると、恥ずかしくて鎖骨やデコルテが出るような洋服を着られなくなってしまいます。
プールや海で泳ぎたくても、ニキビが気になって水着を着ることも出来ません。
ケアを間違えてニキビ跡が残ってしまったら、尚のこと胸の空いた洋服が着られなくなってしまいます。
そうならない為に、正しいニキビケアとニキビ予防をしましょう。
皮脂の過剰分泌を抑える
皮脂が過剰に分泌するのは、食生活や生活習慣の乱れが原因です。
そのため、食生活や生活習慣を改善することで、ニキビは出来難くなります。
- 暴飲暴食を止める
- 脂っこい食事を控える
- 栄養バランスの良い食事に変える
- 夜更かしをしない
- 質の良い睡眠をとるようにする
ストレスも、ホルモンバランスを乱す原因となります。
忙しい現代の女性の多くが、ストレスと無縁ではありません。
余暇を上手に使いストレスを解消することで、ホルモンバランスの乱れを正常に戻します。
ストレスは、健康だけでなく美容にとっても大敵ですので、うまく解消する方法を見つけましょう。
清潔感がニキビケアのキーワード
胸のニキビの一番の原因は、拭き取らなかった汗です。
胸の部分は、皮脂分泌が多いだけでなく、汗によっても肌が汚れていく部分です。
出来ればこまめに汗を拭いて、清潔な肌の状態を保ちたいものです。
人前で汗を拭くことが躊躇われるのであれば、ロッカールームやトイレの個室など、人目のつかない場所へ移動して、汗を拭くようにしましょう。
汗拭きシートの中には、除菌・殺菌効果が高いとされる銀イオンを使用したものもあります。
このようなシートを使って汗を拭くことで、雑菌の繁殖を抑えることも出来ます。
シャワーは夜と朝?
一日の汚れや汗を洗い流すため、夜寝る前にシャワー浴びます。
ですが、特に夏場は寝ている間にも結構な量の汗をかいています。そのため、朝起きた時に汗で肌がべたついた感じになっていることもあります。
そのべたつきが気になる女性は、朝もシャワーを浴びているようですが、朝から忙しく時間がない主婦の方などは、シャワーを浴びている時間などあるはずもありません。
そこでお勧めなのが、汗拭きシートと塗れたタオルです。
朝、着替えの時に塗れたタオルと汗拭きシートで、夜のうちにかいた汗をきれいに拭き取ります。
肌をきれいな状態にしてから、清潔な下着と洋服に着替えます。
「汗を肌に残さない」ということが、ニキビを作らないために重要なことです。
シャワーでの洗い方や洗う順番に注意
シャワーを浴びるとき、どこから洗いますか?
ニキビの原因に、シャンプーやリンスの洗い残しがあります。
体を洗った後にシャンプーだと、体に付いたシャンプーやリンスが洗い流されずに残っている可能性があります。
そこで、髪の毛を洗ってから体を洗うようにします。
この方法なら、体に付いたリンスなどをきれいに洗い流すことが出来ます。
次に、胸を洗う方法ですが、色素が沈着しやすい部分でもありますので、力を入れてこすらないよう、やさしく洗う必要があります。
洗顔と同じように、しっかりと泡立ててからその泡でやさしく洗うようにします。
体を洗うタオルやスポンジ、ボディーブラシの素材も、ニキビケアには重要なポイントです。
化学繊維でできたもので肌をこすり続けると、いつの間にかシミが出来てしまいます。デコルテ部分のシミって、嫌ですよね。
ですので、体を洗うものは、自然素材のものを使うようにしましょう。
出来れば、使用するボディーソープも自然由来のものに変えましょう。
胸の皮脂を取り過ぎず、適度な保湿を保てるだけでなく、肌への刺激が少ないので、肌荒れの原因になり難いというメリットがあります。
乾燥肌はニキビが出来やすい?
胸の部分は皮脂が特に出やすい部分です。それに、汗もかき易い部分でもあるので、ついつい念入りに洗いすぎてしまいます。
ですが、正常な状態で皮脂が分泌されているのは、肌を保護するためだということは知っていますか?
顔の皮脂もそうだのですが、肌が乾燥しないように、乾燥した肌を保護するために、皮脂が分泌されます。
その皮脂が気になるからと、念入りに洗いすぎて肌の保護に必要な分まで取り除いてしまうと、肌が乾燥してしまいます。
すると、皮脂が肌を保護するために更に分泌されてしまいます。
確かに、皮脂があるとニキビの原因になりますので、皮脂は取り除いた方が良いのですが、肌が乾燥しない程度には残しておかなければいけないものでもあるのです。
だからと言って、シャワーの後胸にボディクリームを付けるのはやめてください。
鎖骨やデコルテ部分に、少量付ける分には問題はないですが、谷間の部分は乾燥しづらく、皮脂が溜まりやすい部分でもあります。
皮脂が溜まりやすい部分に油分を足せば、毛穴のつまりの原因になり、ニキビが出来やすくなります。
肌に触れる物もニキビケアには重要
一番肌に触れているものは、下着です。そのほか、洋服やパジャマ、寝具などもあります。
肌に触れる物の清潔感も、ニキビを作らないためには大切なことです。
特に、汗をかいた後には着替えるようにしましょう。とはいえ、外出先ではそう簡単に着替えることも出来ません。
ですので、素材に気を付けるようにしましょう。
通気性の良いもの、汗を吸い取ってくれるもの、吸い取った汗がすぐに乾くようなものを身に着けるようにします。
肌に刺激を与えないようなコットン素材のものを、身に着けるようにしてください。
また、寝具も定期的に洗ってください。