繰り返す大人ニキビを治すには?

目次
ニキビ化粧品を使っても繰り返す大人のニキビ
ニキビ専用の薬用化粧品を使うと、ニキビはきれいに治ります。
ですが、大人のニキビの場合、治るのは一時的なもので、直ぐにまた新しいニキビが出来てしまいます。
大人になると、殆どの女性はメイクをします。ですが、自分のお肌に合っていないお化粧品を使っている方も少なくありません。
それに、忙しい大人女子の中にはメイクを落とさずに寝てしまっている方もいるようです。
お肌は、その肌質に会っていない化粧品を使ったり、長時間ファンデーションで毛穴を塞いでいたりすると、ダメージを受けて弱ってしまいます。
また、顔から分泌された皮脂やお化粧品の油分が紫外線を受けると、酸化します。この酸化した皮脂や油分もお肌にダメージを与えます。
このように、ダメージを受けた状態のままニキビだけを治療しても、また直ぐにニキビが出来てしまいます。
ストレスがあなたのお肌を痛めている
お化粧品などの外的な要因だけがお肌を痛めているわけではありません。
あなたのそのストレスも、お肌が疲れる原因です。
現代の女性の多くが、ストレスを抱えています。
「私、ストレスとは無縁なんだよね~」
と言っている方でも、実は知らないうちにストレスが溜まっていることもあります。
「最近、お化粧のノリが悪くて」と悩んでいる方、それ、ストレスのせいかもしれませんよ。
では、どうしてストレスでお肌が疲れてしまうのでしょうか?
ストレスを溜めこんでいると、ホルモンのバランスが崩れてきます。
ホルモンのバランスが崩れてくると、お肌の皮脂分泌量がコントロールできなくなり、過剰に分泌してきます。
また、ホルモンバランスの乱れによって、お肌のターンオーバーもうまく行われなくなります。
つまり、ストレスを溜めると、皮脂は出放題、角質は溜まり放題となり、肌荒れ・ニキビの温床となります。
ストレスを発散して健康なお肌を取り戻す
ニキビが出来難いお肌を手に入れるためには、溜めこんでいるストレスを発散させることです。
ストレスを溜めこんだままでは、どれだけニキビ治療に効果があると評判のお化粧品を使っても、何度でもニキビが出来てしまいます。
ストレスを発散する方法は人によって違います。
- バッティングセンターでバッドを思いっきり振る
- スポーツ観戦で大声を出す
- お風呂にゆっくりと浸かる
- 半身浴をする
- 映画を見る
- カラオケで歌いまくる
など、自分が楽しめることや、没頭できる趣味があれば、その時間はストレスから解放されます。
ですが、多くの女性の場合ストレスを溜めこんでしまうと、
- お買い物に走る
- 甘いものを食べまくる
- ビュッフェで好きなだけ食べる
など、お財布にもお肌にも健康にも良くないことでストレスを発散させようとします。
暴飲暴食は、健康にもお肌にも悪い影響を与えてしまいます。
ストレスを解消してニキビを治すはずが、別の理由でニキビだらけになってしまっては意味がありません。
ストレスをお酒で発散させている方も同じです。そのストレス解消法ではニキビは治りません。
特に、夜遅くまでメイクをしたままというのは、毛穴を長時間塞いだままでいることになります。当然、お肌には良くありません。
そもそも、お酒を飲んで帰ると何もしたくなくなって、お風呂にも入らず、メイクも落とさず、洋服も着たまま寝てしまいます。もしかしたら玄関でそのまま倒れこんだように、寝入ってしまうかもしれません。
そんな状態、体にもお肌にも良いわけないですよね?
質の良い睡眠で健康なお肌を取り戻す
ストレスが溜まっていると、しっかり眠ることが出来ません。逆に、しっかり睡眠をとっていないとストレスは発散されません。
ストレスと睡眠は、密接に関係しているのです。
睡眠は、ただ眠ればいいというものではありません。質の良い睡眠がとれているかが重要です。
- 寝ても疲れがとれない
- 寝たことでかえって疲れる
- 夜中に何度も目が覚める
- 朝、スッキリ目覚めない
- 長時間寝たのにまだ眠い
これらの症状があるということは、その眠りの質が悪いということです。このような眠りではストレスは発散されません。
お肌のゴールデンタイムと質の良い眠り
「お肌のゴールデンタイム」というのを聞いたことがありますか?
夜10時~夜中2時
この時間帯のことを言います。
この時間帯に眠っていると、お肌のターンオーバーが活発に行われるというものです。
忙しく働く多くの女性にとって、こんな早い時間に寝れるはずもありません。「絶対ムリ!」と叫びたくなります。
ですが、実際は寝付いてから3時間が「ゴールデンタイム」なのだそうですので、ご安心ください。
では、どうしてこの時間に寝ているとターンオーバーが活発に行われるのでしょうか?
ターンオーバーをコントロールしているのは「成長ホルモン」という、細胞の成長や修復のために必要なホルモンです。
この成長ホルモンが分泌されないと、お肌のターンオーバーが行われず、古い角質がお肌に溜まってしまいます。
つまり、成長ホルモンをたっぷりと分泌することが出来れば、お肌の状態が良くなり、美肌を望めるということです。
その為にも、寝入りの3時間の質が問題になってきます。
質の良い眠りのための行動
- 寝る1時間前にはスマホもテレビも消して部屋を薄暗くする
- 寝る2時間前までに入浴を終える
- 寝る3時間前までに食事を終える
- 寝起きに日光浴
詳しい説明は、別の機会にするとして、これらの行動は深い眠りにつくために必要なことです。
ですが、仕事で夜遅く帰ってきたら出来ないこともあります。
例えば食事です。
成長ホルモンの分泌には血糖値は邪魔な存在です。食事で高くなった血糖値が落ち着いてくるのが、食後3時間程度です。
ですが、消化が良く糖質の少ない食事であれば、寝る1時間前でも大丈夫です。
質の良い眠りのためには、出来れば全て実行してほしいのですが、1つ目と4つ目だけでも問題ありません。
お肌のために、質の良い「ゴールデンタイム」を作りましょう。
眠りの質だけではお肌はきれいにならない
いくら質の良い眠りでターンオーバーを促すことが出来ても、使っている寝具が不清潔では、お肌に良くありません。
特に、顔に付く枕カバーやシーツが不衛生では、ニキビが治るどころか更に悪化します。
枕カバーやシーツは定期的に洗濯し、寝具も定期的に日干しするようにしましょう。
ニキビを繰り返さないためには、ニキビが出来難いお肌を作ってから、ニキビ治療を行いましょう。