ニキビとニキビケアのための食事

ニキビは食事によって作られる
思春期のニキビは、男性ホルモンの過剰分泌によって、皮脂の分泌が促進されて出来ます。
では、大人のニキビが出来るのは、何が原因なのでしょうか?
皮脂の分泌量は、年齢を重ねるごとに、本来なら減少していきます。その為、大人になるにつれて、ニキビが出来難くなるはずなのです。
それにも拘らずニキビが出来るとしたら、皮脂以外のものがニキビ原因となっているという事です。
野菜不足がニキビになる?
ニキビがその食生活によって出来るという事は、ご存知でしょうか?
特に、コンビニ弁当やファストフード、外食が多いと野菜不足になります。
野菜不足になると、食物繊維が足りず便秘になります。便秘状態という事は、老廃物を腸の中に溜めこんでいるという事です。
その老廃物や毒素が血管を通じて肌にまで到達し、ニキビが出来てしまうのです。
特に、野菜不足によって肌を作るために必要なビタミン群が足りなくなってしまいます。
サプリメントで補っている方もいるようですが、ビタミンCなどは一度に大量に摂っても、体に吸収されない分は直ぐに排出されます。つまり、サプリメントでは無駄が多すぎるのです。
1日に何度か小分けにして、摂取しなければ意味がないのですが、サラダを食べるのは、お昼だけとか、朝野菜ジュースを飲んで終わりとか、野菜摂取が1食に集中してしまいます。
これでは、肌再生やニキビケアに必要な栄養素が必要分摂れずに、ニキビ肌を作り出してしまいます。
ニキビケアのためには、栄養バランスを考えた食事が大切なのです。
食事によってニキビは改善できる
便秘を解消して、ニキビ改善
便秘によってニキビが出来るのであれば、その便秘を解消することで、ニキビも改善されます。
そここで、便秘解消に良い食材について考えてみましょう。
よく便秘解消には食物繊維と言いますが、食物繊維の多い食材であれば何でも良いのでしょうか?
食物繊維には不溶性と水溶性があります。水溶性の食物繊維は水に溶けやすく、老廃物をゼリー状にして体外へ排出してくれます。これに対して、不溶性の食物繊維は水に溶けません。水分を吸って膨らみます。腸の中で膨張するので、腸を刺激して蠕動運動を促進して便を排出します。
不溶性の食物繊維だけを摂り過ぎると、かえって便秘になってしまいます。便秘解消のためには、両方の食物繊維をバランス良く摂る様にしましょう。
便秘解消に良い食材
ヨーグルトに含まれている乳酸菌は、腸まで届けば腸の動きを活発化させて、便秘を解消してくれます。
バナナは水溶性の食物繊維が豊富ですので、ヨーグルトと一緒に摂ることで、便秘解消となります。
食物繊維を含む食材として、良く知られているイモ類や野菜の他、海藻類、豆類、キノコ類などもあります。
日々の食生活で食物繊維を摂ることで、便秘を改善します。
ビタミン群で、ニキビを改善
ビタミン類に中には、肌を作り出したり、血行をよくしたりと、ニキビケアにとって有効なものがあります。
ビタミンCはコラーゲン生成だけでなく、体の中の活性酸素を退治してくれますし、ビタミンB2は皮膚細胞を再生してくれます。
そのほか、ビタミンB6やビタミンEも、肌にとって必要な栄養素です。
これらビタミン群は、野菜だけでなくお肉や魚にも含まれています。そのため、バランスの良い食事がカギとなってきます。
特に、ビタミン群の中には一度に吸収できる量が決まっていますので、1回の食事で1日に必要な分を食べたとしても、吸収されずに体外に流れ出てしまいます。
その為、3食しっかりと、バランスの良い食事を心掛けなければならないのです。
また、それぞれの栄養分をより吸収し効果を発揮させるための食べ合わせというものもあります。
栄養素を単独で摂取するよりも、相乗効果が期待できる食べ合わせで摂取した方が、より高い効果が期待できるのです。
例えば、ビタミンCをビタミンEやビタミンAを一緒に摂ることで、抗酸化作用を高めます。
このように、一緒に摂った方が良い栄養素と摂るようにしましょう。
調理方法に注意
食物に含まれている栄養素ですが、その調理方法によっては殺してしまったり、流してしまったりと、食べる頃にはその栄養素がなくなってしまう事もあります。
各栄養素の特徴を知り、正しい調理方法で無駄なく摂取しなければなりません。
例えば、ビタミンB2は水溶性ですので、熱によって壊れることはありませんが、食材を水で洗うことで流れ出ていってしまったり、煮汁に溶け込んでしまったりします。
また、光に弱いという側面もあります。
これらの性質を知り、例えばお味噌汁とか、スープなどビタミンB2が溶け込んだ煮汁まで飲めるような調理方法を選びます。
食生活の改善によって、ニキビも改善できますので、栄養素に付いても正しい知識を持って、バランスの良い食事を心がけましょう。